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心房細動

脳梗塞の原因となる不整脈です。脳梗塞の約3分の1が、心房細動が原因と考えられています。75歳以上の方の10人に1人は心房細動を持っているといわれ、日本全国で100万人の患者さんがいるといわれています。しかし、自覚症状があまりないため、放置し、脳梗塞になって初めて重大性に気づく方も多いようです。
心房が毎分400回以上の頻度で不規則に収縮し、その一部が、心室に伝わります。
症状
激しい動悸が突然始まります。もやもやした感じや胸痛として自覚することもあります。心房細動が長く続くと自覚症状を感じなります。突然始まる動悸として自覚されることが多いようです。
最初は数秒から数分の動悸として自覚し(発作性心房細動)ます。しかし、年月を経ると、心房細動は1日中続き、正常な脈がなくなり、自覚症状もなくなります。

原因
心臓の機能的な疾患(器質的心疾患)や、呼吸器疾患、甲状腺疾患などに合併しますが、基礎疾患のない場合がほとんどです。心臓エコー検査や採血検査が必要です。

治療

症状の改善
動悸などの症状を取るために、抗不整脈薬で正しい心拍(洞調律)に戻したり(リズムコントロール)、心拍数を下げたり(レートコントロール)します。洞調律に戻しても、脳梗塞の予防にはならないことがわかっています。

脳梗塞の予防
心房細動がある心臓の中(左房)に血のかたまり(血栓)が出来やすくなり、脳梗塞になる確率が3〜7倍に上昇します。リスクを評価した上で、60歳未満は抗血小板薬を内服し、60歳以上では抗凝固薬(ワーファリン)を内服します。ワーファリンでリスクを半減することができます。

心房の中に血栓ができます。
血栓が血流に乗って脳血管を閉塞させて、脳梗塞をきたします。
心不全の予防
心房細動になると、心房から心室への血液の移動が効率的におこなえないので心臓のポンプとしての働きが低下します。、弁膜症の合併や、心不全を合併してきます。予防のためにアンギオテンシン変換酵素阻害剤などが有効と考えられています。

自分でできること
アルコールや睡眠不足、ストレスなどが原因となっていることがあります。特に、アルコールを飲んでいる場合は禁酒をお勧めします。

最近はカテーテル(アブレーション)により、治すことも可能になってきました。カテーテルの問題点として、成功率が70%程度であることや再発が多いこと、カテーテルのリスクがあることなどがあります。また、洞調律に戻った場合、脳梗塞の予防になるかはまだわかっていません。





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